いつもお世話になっております。
今回は、先日彼と出かけた旅行についてご報告します。
行き先は彼の希望で愛知県になりました。
特に温泉などが目当てという訳ではなく、花祭りと言うお祭りを見に行くためです。
私は関東でしか過ごしたことがなく、花祭りと言ったら4月8日の灌仏会を思い浮かべます。
しかし、愛知県で行われる花祭りは全く違う祭事で、本当に驚きました。
花を散らして甘茶を飲む灌仏会とは何もかもが異質で、ちょっとしたカルチャーショックを受けた
ほどです。
愛知県の花祭りは約10日間にわたって開催され、神下し、舞踏、神上げで終わります。
この段階の中で目玉となるのが「舞踏」で、大体15種類くらいのお囃子に合わせて夜を徹して踊るのです。
男女が入り乱れて寒さを忘れるその風景には心から圧倒されました。
地方のお祭りだろうと思っていたのが恥ずかしいほど、参加している皆さんは真剣にのめり込んでいるようでした。
旅行の終わりに彼が話してくれたのですが、彼にとってこの土地はふるさとであり、懐かしいけれど二度と帰れないと思っていた場所なのだそうです。
そんな大切な場所に来る同行者として私を選んでくれたことが何よりうれしく、また、この旅行中に彼との心の距離がより縮まったように思えて、本当に行って良かったという充実感を覚えています。
彼と会う機会はそれほど頻繁には訪れませんが、こんなに気の合う相手をご紹介いただけて、感謝しています。
ありがとうございました。